ハローアルソンの歯ブラシ回収に協力
全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会の女性経営者の会(JKK)は、歯科医らのボランティア団体「フィリピン医療を支える会ハローアルソン」の活動に協力している。旅館・ホテルで未使用の歯ブラシを回収し、同団体を通してフィリピンのスラムの子どもたちに送っている。
スラムでは貧困で歯ブラシ1本も買えず、虫歯になり若くして永久歯をなくす子どもが多い。歯科医のボランティアが現地で治療を行うが、根本的な対策として子どもたちに歯磨きの習慣を広めようと、歯ブラシを集めて届ける活動を行っている。「女性経営者ならではの社会貢献を目指す」ことを活動方針の一つに掲げるJKKは同団体の活動に共鳴し、事業に協力することにした。
会員の各宿に歯ブラシ回収箱を設置。宿泊客に回収の協力を求めている。平成29年7月の第1回の取りまとめでは歯ブラシ1069本を回収。せっけん、鉛筆などとともにハローアルソンに送付した。「今までにない数の歯ブラシが集まったと大変喜んでいただいた」とJKK。事業は今後も継続する予定だ。