新年明けましておめでとうございます。
2018年の訪日外客数は過去最速のペースで8月末までに2千万人を超え、年間では初めて3千万人を突破するなど、堅調に推移を続けています。ここまでの道のりは決して平坦なものではありませんでしたが、訪日旅行市場がこれほどまでに大きく成長したことを感慨深く捉えています。
一方で、昨年は6月の大阪府北部を震源とする地震、平成30年7月豪雨、9月の台風21号、北海道胆振東部地震など、多くの自然災害に見舞われた年でもありました。被災地の皆さまにおかれましては、この場をお借りして改めてお見舞い申し上げます。
JNTOでは、昨今の災害を受け、外国語での正確な情報発信に努め、公式スマートフォンアプリ「Japan Official Travel App」の機能拡充や公式Twitterアカウント「Japan Safe Travel」の開設、JNTOツーリスト・インフォメーション・センターで、24時間体制の多言語コールセンターを設置するなど、災害時の訪日客に最新の安全情報を届けられるよう取り組んでいます。
また、JNTOは、昨年10月に、21カ所目の海外拠点となるフィリピン・マニラ事務所を開設しました。海外のネットワークをさらに強化し、「明日の日本を支える観光ビジョン」の実現に向けて、関係省庁や自治体、民間企業などの皆さまと連携の上、今後も旅行者の目線に沿ったマーケティングやプロモーションを実施してまいります。
本年は、ついにラグビーワールドカップ2019が開催されます。国内12都市で試合が開催されることから、ゴールデンルートを超えた日本各地への誘客のチャンスであり、地域の皆さまと連携し、引き続き積極的な情報発信に努めてまいります。
政府が掲げる数値目標の達成と「観光先進国」の実現に向けて、そして日本をより豊かに、元気に、明るくすべく、本年も各省庁、自治体、民間企業などの関係者の皆さまと共に全力でまい進してまいる所存ですので、引き続きご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。