日本カジノスクール(東京都新宿区、大岩根成悦校長)は9月30日、第27回卒業式典を東京都内で行った=写真。国際プロディーラー学科から36人が卒業した。
同校は、日本初のカジノディーラー専門養成機関として2004年に開校。卒業生の総数は652人で、これまでに延べ120人の卒業生が、シンガポール、オーストラリア、ニュージーランド、サイパンのカジノに採用されている。
大岩根校長は式辞で「昨年12月にIR推進法が決まり、今後IR実施法案が出される。日本にカジノができる日に備えて、日本人ならではのホスピタリティ精神を持つカジノディーラーとして、卒業後も技術を磨き続けてほしい」と述べた。
来賓として日本ホテルスクールの石塚勉校長、日本ポーカー協会の芹田宅生理事長、ソレア・リゾート&ホテル・マニラ日本デスクの桐山満啓氏も出席。石塚氏は来賓祝辞で「1971年設立の日本ホテルスクールは学生数が千人という日本最大のホテル学校だが、開校当時は日本にホテル文化が根付いておらず、周囲から新奇に思われていた。システムや環境は時代と共に変化するので、情熱を持って信じた道を進んでほしい」と激励。その上で「カジノやホテルを中心としたIR施設は地方活性化の鍵を握っている」と話し、卒業生の門出を祝った。