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商品・サービス ■第2706号《2013年6月8日(土)発行》    
 

システム・シャイン・サービス、消臭スプレーを半額で提供
マジカル消臭3S

 システム・シャイン・サービス(東京都豊島区)は、業務用消臭スプレーを本紙読者限定で半額提供するキャンペーンを開始し、梅雨明けまで行う。「全国的に梅雨入りし、除菌、消臭対策が必要とされるため」と同社。また、同社は全旅連協定商社に加盟して今年で18年目。「長年、協定商社として活動していることも記念した」という。

 キャンペーン内容は、「マジカル消臭3S」500ミリリットル入りを、半額の1250円(正価料金2500円)で提供するもの。12本単位で受け付ける。注文する際は「観光経済新聞で見た」と添える必要がある。

 マジカル消臭3Sは、たばこやカビなどによる悪臭の原因物質を分解消臭、除菌するもの。エアコンの排水管にも噴霧可能で、エアコンのにおいにも効果がある。

 使い方は、嫌なにおいがする場所にスプレーするだけ。無香料で原料が天然由来のため、安全性も高い。同社は旅館・ホテルに向けて、効果を最大限に発揮するため客室ごとに配置することを勧めている。

 全旅連青年部政策検討委員会の小野真委員長(鬼怒川パークホテルズ専務)もこの消臭スプレーを評価する一人。「当館では、清掃スタッフがこのスプレーを持ち歩き、客室清掃後に必ず噴霧する。においはよくとれる」と話している。

 問い合わせはシステム・シャイン・サービスTEL03(5996)5407。



書評「沖縄観光進化論」下地芳郎著

 前書きの冒頭で著者は次のように述べている。「12年5月15日、沖縄は祖国復帰40周年を迎えました。復帰当時年間約44万人だった観光客は、11年には10倍以上の約542万人まで増加し、沖縄経済に占める観光産業の重要度は飛躍的に高まりました」。実際に12年度の沖縄県の観光予算は92億7千万円。これは他の都道府県の10倍以上で、観光庁予算にも匹敵する金額だ。

 本書は、琉球王国時代から現在までの沖縄観光の歩みを「進化」の途中ととらえ、その過程を検証、今後の新たな進化に向けて考察する。沖縄の歴史を語った本は数多くあるが、沖縄の観光に焦点を当て、345ページにわたってここまで細かく解説した本がかつてあっただろうか。

 各部が80〜100ページからなる全4部で構成。第1部「沖縄観光の歴史〜琉球王国時代に始まった沖縄の観光」、第2部「沖縄の観光政策〜沖縄のリーディング産業を支える」、第3部「沖縄観光危機管理〜危機を機会に変えるために」、第4部「沖縄観光ブランド基本戦略〜世界水準リゾート地への道」となっている。

 著者の下地氏は1982年、沖縄県庁に入庁。カナダ・トロント大学派遣、沖縄県香港駐在員、沖縄県サミット推進事務局などを経て、2011年に沖縄県文化観光スポーツ部観光政策統括監に就任。今春から琉球大学観光産業科学部観光科学科教授・学長補佐。

 12年12月発行。345ページ、2100円(税込み)。問い合わせは琉球書房TEL098(884)7845。



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