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いらっしゃいませ!  第2879号≪2017年2月11日(土)発行≫掲載
 
第894回「よその旅館ホテル」

茨城県・那須塩原市 奥塩原高原ホテル

大塚 建一さん

──新湯(あらゆ)温泉はどのへんですか。

 「塩原温泉の上の方にあり、塩原温泉バスターミナルから車で10分ほどの自然豊かなところです。ホテルから200メートル先には噴気孔があり、今でも水蒸気が出て、硫黄の臭いが立ち込めています」

──当然、硫黄泉ですね。

 「ph2.6でややきつい温泉ですが、神経痛やリューマチ、皮膚病などに効き、温熱効果が長く続くのが特徴です。本当によく温まりますよ。温泉目当てでリピーターになられるお客さまも多いですね」

 「標高千メートルに位置しているため、夏は涼しく、冬は雪が多い。このため、夏は家族連れ、秋は紅葉目当てのシニアのお客さま、冬はスキーやスノボをする若者、そして春は田植えを終えたお年寄りの皆さんと、季節ごとに客層は変わります」

──貸切風呂も充実していますね。

 「3年ほど前にバリアフリー対応の『もみじ』を作りました。宿泊客は50分千円で利用できます。その他、三つある貸切露天風呂は40分500円となっています」

──料理はいかがですか。

 「地のもの使った和会席料理を提供しています。人気なのは栃木和牛(200グラム)を使ったステーキ付き会席膳です」

──那須塩原市は朝食日本一の温泉を目指すプロジェクトを実施していますね。

 「当館もその趣旨に賛同。プロジェクトに参加し、食のレベルアップを図っています。その一つは『那須御養卵』を使った温泉玉子です。箱根の黒玉子に似たものですが、黄身が固く、しっかりしているのが特徴です。また、風呂のリニューアルも考えています」

【客室25、1泊2食1万1880円から】 


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