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いらっしゃいませ! 第2889号≪2017年4月22日(土)発行≫掲載
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第904回「よその旅館ホテル」
長野県・渋温泉 旅の宿 初の湯
小根澤 祐子さん
──渋温泉の魅力は何でしょうか。
「泉質や効能が異なる九つの外湯(共同浴場)があり、渋温泉に宿泊されたお客さまは九湯巡りが楽しめます。実際にお客さまも湯めぐりを目的に来られる方が大半です」
──貴館には総ヒノキ風呂と御影石風呂、二つのお風呂が備わっていますね。
「間帯で男女を入れ替えています。いずれも源泉かけ流しです。大きなヒノキ風呂でゆったりできるとお客さまに喜ばれています」
──料理の特徴は。
「四季折々の野菜や山菜、川魚など地元食材を生かし、社長が料理長を兼ね、腕を振るっています。今の時期は、紅マスのたたきや、タラの芽、こしあぶらの天ぷらなどの品々です。紅マスのたたきは、おろしショウガをあえていることもあり、くせがなく、お客さまから『こんなにおいしく川魚が食べられるとは思わなかった』とよく言われます」
──接客面でのモットーがあったら、教えてください。
「私は以前、ディズニーランドに務めており、そこで培われた、親しみやすい接客を心掛けています。今でもリピーターのお客さまは多いのですが、今後も『また来たい』と思っていただけるような接客に努めてまいります。外国人のお客さまが増えてきたので、英語検定を受けるなど英語の勉強にも励んでおります」
──外国人客の目的は何ですか。
「お客さまの9割方は、世界で唯一の『温泉に入るサル』を見るために地獄谷野猿公苑へ行きます。ここ数カ月、特にオランダからのお客さまが多く、団体ツアーの予約が毎週1本入っています」
【10室。平日1泊2食付き1万円(税別)から】
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