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いらっしゃいませ! 第2912号≪2017年10月21日(土)発行≫掲載
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第927回「よその旅館ホテル」
栃木県・塩原温泉 秀山閣佐か茂登
手塚 秀人さん
──場所はどのへんですか。
「塩原温泉の中心部、門前地区にあります。以前、館名は『ほてるさかもと』でしたが、ホテルのイメージとのギャップもあり、現在の館名に変えました。ずいぶん前の話ですが…」
──塩原温泉はいくつもの泉質がありますね。
「源泉を所有しており、地下70メートルから良質の温泉が湧出しています。泉質はナトリウム塩化物炭酸水素泉。アルカリ性のため、肌がすべすべになる『美肌づくりの湯』といわれ、かつ保温効果も高い温泉です。夏場は清涼感がありサッパリし、冬は体の芯まで温まりますよ。女性のお客さまは特に喜ばれますね」
「『回顧の湯』と『竜化の湯』があり、男女入れ替え制で両方楽しめるようにしています」
──料理については。
「旬の食材を使った会席料理を提供しています。おすすめは霜降り馬刺しです。赤身を出す施設さんが多いのですが、当館は霜降りにこだわっています。特注で、料金は1620円(税別)とやや高めですが、これを目当てに来るお客さまも少なくありません。また、これからは舞茸などキノコ類をふんだんに使った鍋料理もおすすめです。夕食は部屋出しですが、4人以上は個室をご用意しています」
──館内には押し花が目立ちます。
「大女将の手づくりです。30〜40点ほど飾っており、いいアクセントになっていると思います」
──心がけていることは。
「お客さまとはつかず離れずに。過度な接客を嫌がる人もいますので。一目見れば何を求めているか、だいたい分かりますね」
【客室20、1泊2食1万円から(税別)】
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