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宮城県内の旅館・ホテルで組織するみやぎおかみ会(阿部憲子会長=南三陸ホテル観洋)は宿泊施設利用券「みやぎお宿エール券」を企画、21日から販売することを決めた。新型コロナウイルスの影響で売り上げ低迷が続く宿泊業の直近の収入を確保し、終息後の観光需要の促進と消費を取り込むのが狙い。
県内17の旅館・ホテルが参加する。各施設が発行する1万円のエール券を購入すると、1万3千円(千円券13枚)分を購入した施設で使える。「宿泊代だけでなく、施設内の飲食代や入浴代、土産などに充てることができる」という。
21日から6月5日まで販売、7月1日から12月29日まで利用できる。購入方法や販売数は施設によって異なり、受付期間内に問い合わせ、購入手続きをとるよう呼び掛けている。
県は、感染状況が小康を保つ現状を踏まえ、地域経済のこれ以上の疲弊を回避すべきと判断、5月7日に休業要請を解除した。しかし、外出自粛が求められる状況は変わらず、休業する宿泊施設も少なくない。
おかみ会は「エール券を購入することで宿泊施設の応援と、これから県の観光地を旅行する楽しみにつながる」と話している。
参加施設は次の通り。
▽遠刈田・青根地区=山景の宿流辿、旬采湯宿大忠▽白石地区=ホテルいづみや▽秋保・作並地区=ホテル華乃湯、鷹泉閣岩松旅館▽塩釜・松島・石巻地区=旅館麻屋、ホテル松島大観荘、花ごころの湯新富亭、ホテルニューさか井▽鳴子地区=名湯の宿鳴子ホテル、旅館大沼▽気仙沼・南三陸地区=気仙沼セントラルホテル松軒、サンマリン気仙沼ホテル観洋、気仙沼プラザホテル、はまなす海洋館、ニュー泊﨑荘、南三陸ホテル観洋