日本屈指の繁華街で知られる札幌市中央区の「すすきの」中心部に誕生した複合商業施設「ココノ ススキノ」の上層階に1月16日、東急ホテルズ&リゾーツが「SAPPORO STREAM HOTEL」(サッポロストリームホテル)を開業した。総客室数は436室。
ココノ ススキノは市営地下鉄「すすきの駅」に直結した地上18階、地下2階の飲食店やショップ、スーパー、シネコンなど約90店舗が入る札幌のランドマークとなるビル。同ホテルは、7階から最上階の18階までの全フロアで、東急ホテルズ&リゾーツの新ブランドとして国内外からの観光客やビジネス客の幅広い需要に応える。
「地域とつながる」がコンセプトで、ロビーや客室の壁面にレンガをあしらい、床の置き敷きカーペットや木製のテーブル、チェアなどのデザインにもこだわって北海道らしさを演出している。
16、17階はプレミアムタイプでスイートやダブル、キッチンを備えた長期滞在向けの客室。18階には宿泊者全員が使える展望テラスのほか、プレミアムの宿泊者限定のラウンジと温浴施設を設置している。
7階にはフロントとロビーのほか、朝食からディナーまで利用できる広々としたレストラン「BAR&GRILL Splish(スプリッシュ)」がある。ロビーでは道内工房の工芸作品を展示し、月に何度か音楽イベントなども行う。
レストランでは、地元食材をふんだんに使った食事や飲み物を提供。朝食とランチはブッフェ料理を、ディナーではアラカルトやコース料理が楽しめ、夜はカフェ&バーとして思い思いの時間を過ごすことができる。
宿泊料金は、1泊1室スーペリアタイプが1万3千円(税込み)からで、プレミアムタイプは2万8千円(同)から。
同社が国内外で運営する宿泊施設は70カ所。うち北海道内は3カ所目となる。
新ホテルが入る「ココノ ススキノ」