やまなみハイウェイ観光連絡協議会は12月14日、大分県・由布院と熊本県・阿蘇を結ぶやまなみハイウェイの観光を紹介する「新プロジェクト発表会」を東京都内で開催した。やまなみハイウェイのブランド化を目指す。
発表会では冒頭、同協議会の桑野和泉会長が「熊本地震を契機にできた組織。官民が力を合わせて世界に誇る地域をつくり上げていきたい」とあいさつ。支援するキリンの林田昌也執行役員CSV戦略部長は「黒川から由布院を結ぶエリアには魅力的なコンテンツや人、場所がある。エリア全体でお客さまを迎え、ファンやリピーターを増やしてほしい」と述べた。
同協議会は、2016年4月の熊本地震以降に黒川温泉と由布院温泉が県境を越えて連携したのをきっかけに、17年2月に7市町村22団体で立ち上げた。
新プロジェクトでは、由布岳の自然や各市町村の魅力を伝える「やまなみ周遊動画」を使用したPRやエリアにある千件以上のコンテンツの情報発信、ARを使った動画コンテンツの作成、特産品のぶどうを使ったイベント「葡萄(ぶどう)プロジェクト」などを実施し、国内外からの誘客を拡大する。
また、18年春頃には由布院駅の隣にツーリストインフォメーションセンターが完成し、情報を一元化して発信する。