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髙橋社長
JTBは1月17日、旅館・ホテルなどのパートナー企業を招いて「2019年新春経営講演会」を東京都新宿区の京王プラザホテルで開催した。髙橋広行社長=写真=が新年あいさつで、「すでにいくつかのスタートアップ企業との協業をスタートさせているが、今後も自社にない技術、ノウハウ、カルチャーを持つさまざまな企業と戦略的に提携をして新たな価値の創出とそのビジネス化に取り組んでいきたい」と今後もアライアンスを積極的に進めていく考えを示した。
髙橋社長はまた、旅行マーケットの質的な変化への対応が急務と指摘。「最たるものがお客さまニーズのパーソナル化。あらゆる選択肢の中から自らの志向、目的に応じた旅を探すようになり、お客さまのニーズに合った商品やサービスを提案できなければ、その選択の対象にすらならなくなってきている」と語った。
商品面では「ダイナミック化」も課題。「ダイナミック化というのは価格変動の動き。今後さらに急速に進むとパンフレットに旅行代金を掲載することすら難しくなる。あらかじめ行程や価格を固定した企画商品を中心としたビジネスモデルからの転換が待ったなしで求められている。商品造成の在り方、販売の在り方そのものを根底から変えなければならない」と改革を進める考えだ。
会では岸博幸・慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授による講演「地域活性化の鍵~ポスト五輪に向けて今やるべきこと~」や「第14回JTB交流創造賞」の授賞式などが行われた。
髙橋社長