農林水産省によると、第6回「オーライ!ニッポン大賞」のグランプリ(内閣総理大臣賞)に、NPO法人おぢかアイランドツーリズム協会(長崎県小値賀町)が決まった。同協会は第4回「JTB交流文化賞」の最優秀賞も受賞している。
同協会はあらゆる顧客の要望に応じた「おぢかの島旅」のコーディネートを一括して行う、島のワンストップ窓口の機能を果たす。観光相談から島民がインストラクターとなって提供する自然・文化体験などの様々なパーツを組み合わせるオリジナル滞在型プランの作成から来島の受け付け、体験料の支払いまでを行うシステムを確立。
07〜08年に取り組んだ米民間教育団体による国際親善大使派遣プログラム(PTP)では、住民、行政、ボランティアなど全島をあげて体制を整え、約1カ月の間に米高校生約180人を3泊4日で受け入れた実績もある。
同協会の初年度実績は収入約6千万円、集客数6千人泊だったが、08年度は1億円、約8千人泊と増加。非常勤として活動を支える会員は約100人となり、当初10軒にも満たなかった民泊事業者も約50軒に増えた。