日本国際博覧会協会は5月30日、2025年(4月13日~10月13日)の大阪・関西万博に出展する民間パビリオン構想を東京都内で発表した。予定される13館のうち、12館の概要を出展する企業・団体が発表。万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」に沿って、それぞれが工夫を凝らした展示や演出を行う。
バンダイナムコホールディングスは、人気アニメ「ガンダム」の世界観をもとに、未来社会の課題解決に向けた実証実験を行う。
吉本興業ホールディングスは、「世界中のこどもたち」「笑い」「つながる」をキーワードに、「笑いの力を伝える」演出を行う。
各パビリオンの配置場所も決定。パビリオンは世界各国、国際機関、日本政府、大阪府・市、関西広域連合などと合わせて100館超が見込まれている。
博覧会協会の十倉雅和会長は「民間企業ならではの演出は、博覧会の花として欠かせない」。博覧会協会のシニアアドバイザーを務める宇宙飛行士の山崎直子氏は「訪れる一人一人に感動と共感を与える場となるだろう」と述べた。
十倉会長(前列左から5番目)、山崎氏(同右から5番目)、出展企業・団体代表らによるフォトセッション