米国のホテルチェーン、ハイアットのホテルブランド「キャプションby Hyatt」を運営するキャプションホテルマネジメントはこのほど、「キャプション by Hyattなんば 大阪」を6月12日に開業すると発表した。同社ブランドのホテルとしては国内初進出となり、総支配人には福田慎太郎氏が就任する。
「キャプション byHyatt」は、ハイアットが2019年に発表した新ブランド。進出先の地元に密着したカジュアルでユニークなライフスタイルホテルとして2022年6月、米国での第1号店開業を皮切りに、中国・上海でのアジア初進出などを経て、今回の日本への初進出に至った。
今回オープンする同館は、大阪屈指の繁華街である難波に進出。個性豊かな飲食店が立ち並ぶ「裏なんば」と呼ばれるエリアに位置し、新世界や天王寺などの主要エリアにもアクセスがしやすい立地となっている。
同館ではホテルロビーを持たず、代わりに「トークショップ」と呼ばれるコミュニティースペースを用意。旅行客だけでなく地元民も予約せずに利用することが可能で、朝から夜に至るまで大阪のソウルフードやドリンクなどを提供するほか、地元タレントやアーティストのパフォーマンス、地元商店のオーナーによるトークイベントなども開催し、自由気ままな過ごし方を提案する。
客室は、20平方メートルのスタンダードルームと、30平方メートルのデラックスルームの合計167室を用意。全室でポップな空間を演出しており、「天下の台所」と称された大阪の街並みを表現した壁面アートや日本刀の柄を模した吊し飾り、巻物のような読書灯、大阪弁や楽しいイラストで表現した館内表示など、各所に遊び心も散りばめられている。
宿泊予約は今月2日から電話またはオンラインで受け付けを開始しているほか、開業記念企画として、開業日の6月12日から9月30日までの期間限定でウェルカムドリンクも提供する。
「お客さまが地元のいろいろな“オモロイ”を発見し、エネルギーをチャージして自身をもアップデートできるような、新しいカタチのホテルを目指す」(同社)。
ホテル外観
交流の場として提供する「トークショップ」