日本外航客船協会(JOPA)はこのほど、「クルーズ・オブ・ザ・イヤー2017」のグランプリにミキ・ツーリストの「セレブリティ・ミレニアムで航く『日本一周クルーズ』」を選んだと発表した。授賞式は19日、東京・平河町の海運ビルで行う。
今年は推薦を含め20件のクルーズ旅行商品の応募があった。選考委員会で審査し、グランプリ1点のほか、優秀賞4点、特別賞2点を選んだ。
ミキ・ツーリストの商品は、セレブリティ・クルーズ社として初の自主運航による日本発着クルーズ。これまで、フライ&クルーズだけでしか体験できなかったセレブリティクルーズを日本市場で展開、「質の高いサービスを求める日本市場とセレブリティブランドとの親和性を証明したことが高く評価された」とJOPA。
優秀賞は郵船クルーズの「飛鳥Ⅱ『TAKARAZUKA ON ASUKAⅡ』」、郵船トラベルの「飛鳥Ⅱで航く『春の新宮・高知・別府クルーズ』」、キュナード・ラインジャパンオフィスとカーニバル・ジャパンの「神戸港開港150周年記念『クイーン・エリザベス神戸発着クルーズ』」、商船三井客船・JTB九州・九州観光推進機構・九州クルーズ振興協議会の「飛んでクルーズ九州」が受賞。
このうち、飛んでクルーズ九州は1航海で九州7県を巡る、クルーズ業界初の試み。寄港地を各県が推奨する港に設定するなど、九州観光推進機構と九州クルーズ振興協議会の協力を得て造成された。航空機やJRなどと組み合わせた多彩なコースを設定するとともに、各県の秋の味覚を船上で楽しむなど、テーマクルーズとして高い評価を得た。
特別賞はあきたクルーズ振興協議会の「秋田港の挑戦『クルーズ列車トライアル運行』」と阪急交通社だった。