観光経済新聞社は1月14日、2021年度「人気温泉旅館ホテル250選認定証授与式」を東京の浅草ビューホテルで開いた。250選の入選旅館・ホテルに認定証、同時開催の第35回「にっぽんの温泉100選」の上位温泉地に表彰状をそれぞれ贈った。昨年は新型コロナの感染拡大、緊急事態宣言の発出で開催を見送ったが、今年は感染防止対策を徹底した上で2年ぶりに開催した。
式典に出席予定だった衆議院議員の二階俊博氏(ANTA会長)は急な公務で出席できず、メッセージをANTAの近藤幸二副会長が代読した。事業に後援する観光庁の村田茂樹次長、環境省の北橋義明・温泉地保護利用推進室長は参集した観光、温泉事業関係者らを激励するあいさつを述べた。
二階氏は「本日、認定を受けられる人気温泉旅館ホテルの皆さまには、コロナ禍における先進的な取り組みを行っている宿泊施設として、全国の旅館ホテルの希望となるよう、先頭に立っていただくことを期待している」「これまでいくつかの困難を乗り越えたように、皆さま方が培ってきた長年の経験と英知を結集し、力を発揮することで、全国各地の元気を取り戻し、世の中に明るい光をともせるよう、共に全力を挙げて取り組むことをお約束する」とメッセージを寄せた。
観光庁の村田次長は、コロナ下での観光需要喚起、新たな交流市場の開拓、観光地の再生と高付加価値化につながる同庁の取り組みを説明。関係者と連携を図り、事業を推進したいと述べた。
環境省の北橋室長は、250選、100選入選の旅館・ホテル、温泉地に敬意を表するとともに、「日本の温泉地をけん引するトップランナーに」と、その役割に期待した。
二階氏のメッセージを読み上げるANTAの近藤副会長