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淡路島、香川、神戸、京都で13の施設を運営するホテルニューアワジと新津山国際ホテルは2月27日、岡山県津山市に新しいホテル「ＫＯＫＵＳＡＩ ＳＱＵＡＲＥ ＧＡＲＤＥＮ ザ・シロヤマテラス 津山別邸」を開業した。一昨年10月に工事を開始し、今年2月に竣工。総事業費は約32億円。
ザ・シロヤマテラス 津山別邸は、津山国際ホテルの魂を受け継ぎ、「別邸に集う」をキャッチフレーズに、津山市の新たなシンボルとして誕生した。津山国際ホテルは、2013年に百貨店経営を主業とする天満屋（岡山県）が経営から撤退する考えを表明したため、地元企業などが再建を目指して協議会を発足させ、新会社「新津山国際ホテル」を設立。14年から運営を引き継ぎ、その後新築移転を決めていた。
建物は9階建て、全65室。特別な旅行や賓客を迎えるにふさわしい津山城跡を望む露天風呂テラス付き特別室や、カジュアルな旅行やビジネスでの利用にも便利なツインルーム、ダブルルーム、愛犬との旅行も可能なドッグフレンドリールームなど、全11タイプを用意した。
ホテル8階には、露天風呂付き温泉大浴場を設置。美肌づくりの湯として古くから親しまれてきた津山の名湯「百々温泉」を楽しめる浴槽からは、津山城跡を眺めることができる。大浴場にはサウナや水風呂、ジェットバス、寝湯スペースも完備。大浴場のある8階フロアには、リラクゼーション施術を提供するスパを併設する。
夕食は、7階フロアの「シェフズダイニング 咲楽（さくら）」で、朝食は1階フロアの「地産ダイニング みまさかキッチン」でそれぞれ提供する。晴れの国と称される岡山の食を堪能できる。
そのほか、300人超の収容が可能なコンベンションホールも用意。会議、講演会、結婚式のほか、パーティー、コンサートなどに幅広く対応する。「市民交流や産業交流の舞台となる都市型ホテルとしての役割を果たしていきたい」と同館。開業後間もないが、ニューアワジグループのリピーターや地元の利用者からの予約が入っており、滑り出しは好調のようだ。
【小林大樹】
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