長野県山ノ内町の湯田中渋温泉郷、志賀高原の旅館経営者らの有志グループ「スノーモンキータウン」はこのほど、外国人旅行者に役立つ英語版の冊子「スノーモンキータウン・ガイドマップ」の第3号を発刊した。B5判カラー刷りで5万部を無料配布。日本政府観光局(JNTO)の海外事務所にも送付した。
山ノ内町にある地獄谷野猿公苑のニホンザルは“スノーモンキー”の名で知られ、欧米豪を中心に外国人観光客に人気が高い。外国人観光客の町内への宿泊を増やそうと、2015年1月に第1号の冊子を発刊した。
滞在を満喫できるように湯田中渋温泉郷、志賀高原の旅館・ホテル、飲食店、観光施設、商店などを紹介。第3号では飯山、須坂、信州中野、草津温泉などの周辺情報も加えた。グループ発起人の一茶のこみち美湯の宿(湯田中温泉)の斉須正男社長は「広域の情報を提供し、滞在型の観光を促進したい」と話す。