髙橋社長（中央）など関係者
「みやざき食農連携」の一環
ソラシドエアといちご（東京都千代田区）、宮交シティ（宮崎県宮崎市）は10月27日、ソラシドエアが取り組む「空陸一貫 高速小口貨物輸送」を使用した事業連携を本格的に開始した。共同企画で宮崎の食材を使用したフェアの開催などを行う。当日輸送のメリットを生かし、距離と時間の壁を越えて首都圏に地元食材の魅力を届け、販売を促進する。
空陸一貫 高速小口貨物輸送は、地元と首都圏をつなぐソラシドエアの新規事業で、今年3月からいちごの協力のもと実証実験を重ねてきた。ソラシドエアが引き取り（陸送）から、航空輸送、納品（陸送）までを一貫して行い、当日中に地元の幸を首都圏に届ける。サービスの愛称はソラシドエアの社内公募で選ばれ「ソラチョク便」と名付けられている。宮崎から東京への配送を皮切りに、他エリアにも展開していく予定。
空陸輸送では、宮崎県を発祥の地とする旭化成が協力し、航空業界で初めて、旭化成が開発したクラウド型生鮮品物流ソリューション「Ｆｒｅｓｈ Ｌｏｇｉ（フレッシュロジ）システム」の技術を使った「Ｆｒｅｓｈ Ｌｏｇｉボックス」を活用する。ボックス内の環境（青果物の輸送、保管温度、湿度、ガス組成など）を詳細に感知し、輸送、保管環境をクラウド上で可視化する。鮮度にこだわり、低環境負荷での鮮度保持輸送を実現する。
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