
鹿児島県指宿の観光PRキャラバン隊が1月16日、大阪市の観光経済新聞社関西支局に来社した。昨年新たに決まった新キャッチコピー「レトロピカル指宿」やロゴマークと合わせ、新たに整備した観光デジタルデザインマップや砂むし体験施設、2月から開催の初のグルメイベントなどをPRした。
来社したのは、指宿市観光協会の川畑徳廣専務理事といぶすき菜の花大使の出口花野さん、鹿児島県大阪事務所の元井雄大主査。
指宿市は昨年4月、約2千件の応募の中から新たなPRキャッチコピー「レトロピカル指宿」を選定した。同市の景観などによるレトロ感と、南国の雰囲気を端的に表現した同コピーと、フラダンスや開聞岳、砂むし風呂などのモチーフを組み合わせたロゴマークも作成し、PRに活用してもらっている。また10月からはデザインマップとGPSを連動させ、ブラウザ上で利用できる観光デジタルマップ「いぶスキップMAP」を公開。観光スポットや宿泊施設などの情報を、地図上の現在地を確認しながら参照できるようにした。
同市内では宿泊施設以外でも砂むしが体験可能。このうち「砂蒸し会館 砂楽」は、約1カ月前までの事前連絡で、20~30人の団体の受け入れを実施。昨年12月5日には休業中だった「山川砂蒸し温泉 砂湯里」がリニューアルオープンし、観光客の受け入れ態勢が充実。
今年は食にスポットを当てようと、2月からは指宿初のグルメイベント「いぶすき春のグルメ祭り」も開催。サクラダイと同市特産のオクラやソラマメ、本枯節などを使った特別メニューを市内の飲食店や宿泊施設で提供する。
同市出身で、現在は指宿白水館に勤務しながら菜の花大使として観光PRなどを行っている出口さんは「指宿は砂蒸し風呂だけでなく、美人湯といわれる温泉がたくさんありおすすめ。12月からはすでに菜の花が咲き、日本で一番早い春を告げてくれています。ぜひ指宿にお越しください」とアピールした。
菜の花大使の出口さん(右)らが観光PR