信州千曲観光局、戸倉上山田温泉旅館組合連合会(長野県千曲市)のキャラバンが5日、東京の観光経済新聞社を訪問。来年の善光寺御開帳に合わせた企画や春恒例の「あんずまつり」をPRした。
来年4月4日から5月30日の善光寺御開帳に合わせて、温泉街に近い「城泉山観音寺」を参拝してもらう「三世詣り」を企画した。期間は来年3月28日から6月6日。観音寺は「善光寺大本願」(長野市)の別院で、温泉街背後の山上に建つ。善光寺(同)と善光寺大本願、観音寺の3カ所の参拝で来世の極楽往生、現世の利益、前世の先祖供養の三つがかなうという。期間中の早朝5時半から、温泉街と観音寺を結ぶ無料のシャトルバスを運行。参拝と朝の勤行「お朝事」に参加してもらう。
あんずの木に咲く花を観賞する「第65回あんずまつり」は今年4月1~12日の実施。会場は温泉街から約10キロの「あんずの里」で、場内ではあんずソフトなどご当地ならではのあんず商品を販売。シートを敷いてのピクニックが楽しめる。6月19~30日は生産農家であんずの収穫体験や、「幻のあんず」と呼ばれるハーコットの試食ができる。
旅館亀清のタイラー・リンチさんが手掛ける里山巡りの「ずくだしサイクリングツアー」も国内客、外国人客問わず好評という。
(右から)上山田ホテルの若林正樹さん、旅館亀清のタイラー・リンチさん、観光局事務局の原田久人さん