「人、物、知」資源活用 クラブツーリズムと北海道上川町、観光分野で連携協定


左から層雲峡観光協会の西野目信雄会長、佐藤町長、酒井社長

 クラブツーリズムと北海道上川町は8日、「観光分野における包括的連携協定」を締結した。連携では相互の人的、物的、知的資源を有効に活用した協働の活動を推進。地域と共創しながら地域活性化に寄与する。

 協定は、地域資源を生かした観光振興、観光消費の拡大による観光関連事業者支援、観光関連産業の人材育成など、地域の活性化を図り、持続的な発展につなげることを目的に締結。

 連携では、(1)層雲峡温泉地域の広域観光開発および誘客促進(2)地域資源を生かした観光振興に関する事項(3)観光消費の拡大による観光関連事業者支援に関する事項(4)観光関連産業の人材育成に関する事項(5)上川町のブランディングに関する事項(6)上記以外の観光分野における相互の連携協力に関し必要と認められる事項―を協働で取り組む。現在は、クラブツーリズムのスタッフが上川町DMO大雪山ツアーズに出向するなど、人的な資源活用が進められている。

 同日には締結式を開催。クラブツーリズムの酒井博社長は「これまで層雲峡温泉、黒岳、大雪山に向けて多くの旅行商品を企画販売し、誘客をしてきた。今年4月からは社内に『地域共創事業部』を新設し、“地域の皆さまと一緒に観光コンテンツを共に創る”ことを進めている。復活が期待されるインバウンドでも北海道をけん引する観光地、宿泊地となるよう一緒に取り組んでいく」とあいさつした。また、今後進めたいテーマ旅行について、登山ツアーのほか、「ハイキング・トレッキング・サイクリング」などのアドベンチャートラベル、写真撮影・絵画などの趣味をテーマとしたこだわりの旅を挙げた。

 上川町の佐藤芳治町長は「誘客につながる魅力的な旅行商品を共に作っていきたい。今後は人的、物的、知的資源をこれまで以上に生かしていく。連携を通じて層雲峡観光、上川町の観光全般を永続的に発展させていく」と抱負を述べた。

 今後は、オフ期対策商品の造成販売、新たなイベントやコンテンツの開拓、長期滞在やワーケーションなどの商品企画などに取り組む。


左から層雲峡観光協会の西野目信雄会長、佐藤町長、酒井社長

 
新聞ご購読のお申し込み

注目のコンテンツ

第38回「にっぽんの温泉100選」発表!(2024年12月16日号発表)

  • 1位草津、2位道後、3位下呂

2024年度「5つ星の宿」発表!(2024年12月16日号発表)

  • 最新の「人気温泉旅館ホテル250選」「5つ星の宿」「5つ星の宿プラチナ」は?

第38回にっぽんの温泉100選「投票理由別ランキング ベスト100」(2025年1月1日号発表)

  • 「雰囲気」「見所・レジャー&体験」「泉質」「郷土料理・ご当地グルメ」の各カテゴリ別ランキング・ベスト100を発表!

2024年度人気温泉旅館ホテル250選「投票理由別ランキング ベスト100」(2025年1月13日号発表)

  • 「料理」「接客」「温泉・浴場」「施設」「雰囲気」のベスト100軒