観光庁・高橋次長ら祝辞
観光経済新聞社が17日に浅草ビューホテルで開いた「人気温泉旅館ホテル250選認定証授与式」第2部の祝賀パーティーでは、公務で参加できなかった全国旅行業協会会長で衆議院議員、自民党幹事長の二階俊博氏が旅館・ホテルなど観光関係者を激励するビデオメッセージを寄せた。観光庁の髙橋一郎次長ら来賓は250選、100選の入選を祝うとともに、訪日外国人客4千万人などの目標達成、観光先進国の実現に向けて参加者の協力を呼び掛けるあいさつを行った。
二階氏は「訪日外国人客が4千万人に迫り、観光先進国へなろうとしているわが国だが、国内旅行の活性化も重要な課題の一つ。その課題の中心で日々頑張っているのが全国各地の観光地、温泉地、そしてここにお集まりの皆さま方だ」「観光が明るくなれば、世の中は必ず明るくなる。これまで培ってきた長年の経験と英知を結集して、地方からの観光立国、ますますの観光産業の発展を図ることが大切だ」と指摘。
また昨年多発した自然災害に触れ、「われわれ与党と政府、自治体が一致協力して国土強靭(きょうじん)化を推進するとともに、被災地の復興のためにできる限りの協力をすることが必要だ」と述べた。
観光庁の髙橋次長は「皆さまが守り、発展させてきた旅館・ホテルの美しいたたずまい、磨き抜かれたおもてなし。これらはほかの国にはない日本の宝だ。(訪日外国人客の)20年の4千万人、30年の6千万人に向けて、皆さまと力を合わせて頑張ってまいりたい」と、国の目標達成へ旅館・ホテル関係者とのさらなる連携を呼び掛けた。
環境省自然環境局自然環境整備課温泉地保護利用推進室の山本麻衣室長は「温泉は地域の宝、日本の宝であるとともに、外国のお客さまに利用いただくことを考えると、世界の宝と言っても過言ではない」と述べ、温泉の維持、管理に日々努めている旅館・ホテル関係者を激励した。
二階氏のビデオメッセージ