京都府旅館生活衛生同業組合団体旅館部会のメンバーは、京都を訪れる修学旅行生のために観光案内役を務める「修学旅行お助けマン」の事業を15日から展開している。6月14日までの火、水、木の各曜日に実施。02年秋にスタートした企画で、今回で10回目となった。
修学旅行お助けマンは、春と秋の修学旅行シーズンに、同部会のメンバーが交代で務めている。京都の修学旅行は、タクシーなどで観光地をめぐる自主研修旅行のスタイルが増加。そのため交通案内や観光情報についての質問が多い。
お助けマンは嵐山、清水寺、JR京都駅の3カ所にのぼりを立てて待機している。市バス路線図、時刻表、停留所地図なども設置。修学旅行生に関心を持ってもらおうと、観光パンフレットには京都の大学情報も掲載した。一般客や外国人旅行者の質問にも対応している。
小野善三部会長は「誘致活動の成果で、今まで京都を訪れなかった千葉県や沖縄県の学校からの訪問が増えている。お助けマンについても、人通りの多さや観光スポットなど新たな設置場所を検討し、今後も継続していきたい」と話した。
修学旅行生を案内する部会員ら