台湾最南端の屏東(ピンドン)県は1日、大阪市のシェラトン都ホテル大阪で、旅行会社やマスメディアの関係者らを招いての観光説明会を開いた。高雄からのアクセスの良さや先住民族の文化に触れられる観光スポット、温泉などの見どころを紹介し、誘客への協力を求めた。
同県のプロモーションを受託するKNT―CTホールディングスの台湾近畿國際旅行社が企画、実施した。パフォーマンス集団「羽・撃舞藝術」が、先住民族であるパイワン族の伝統的な楽器と歌の演奏などを披露したほか、映像と音楽に合わせて、屏東県の四季折々のイベントや見どころを紹介した。
プレゼンテーションで各観光地を説明した屏東県政府交通旅遊處の倪國鈞・副處長は「屏東は気温も高いが、情熱も高い。大阪の皆さんも情熱的で、親しみを感じている。屏東は台湾最後の秘境。ぜひたくさんの人に訪れてほしい」とあいさつ。
日本式の温泉旅館などもある四重渓温泉についても語り、「炭酸泉で美肌効果があり、『台湾四大名湯』とされている。露天風呂は山からの風が心地よくお勧めなので、ぜひ体験しに来てほしい」とアピールした。
屏東県では今年12月31日まで、台湾の旅行事業者を対象に、条件を満たす交通手段と宿泊施設を利用して旅行する外国人観光客に対して、助成を行っている。対象は10人以上のグループで、助成上限額は1万台湾ドル。詳細はhttps://pttrip.pthg.gov.tw/参照。
旅行会社などが参加