「国内観光活性化に力」 人気温泉旅館ホテル250選認定証授与式の祝賀パーティで二階幹事長があいさつ 


祝賀パーティであいさつする二階氏

 観光経済新聞社主催、観光庁と観光関係8団体後援の2018年度「人気温泉旅館ホテル250選認定証授与式」が16日、東京の浅草ビューホテルで関係者約500人を集めて盛大に開かれた。250選に選ばれた旅館・ホテルに認定証、250選と同時に実施の「にっぽんの温泉100選」の1~3位と特別賞受賞温泉地に表彰状を授与した。

 式典後の祝賀パーティーには自民党幹事長で全国旅行業協会会長の二階俊博氏が出席し、250選入選旅館・ホテルなど観光業界関係者を激励した。

 二階氏は「訪日外国人観光客が年間3千万人を超え、観光先進国になろうとしているわが国だが、国内観光の活性化は引き続き重要な課題の一つだ」とした上で、「その中心で日々頑張っているのが全国各地の観光地、温泉地、そしてここにお集まりの皆さまだ。私も自民党幹事長、全国旅行業協会会長として、国内観光と双方向の国際観光の振興に力を入れて取り組む」と述べた。

 二階氏はまた、地震や豪雨など自然災害が多発した昨年を振り返り、「与党、政府は国土強靭(きょうじん)化を推進して、被災地の復興と災害に強い日本をつくるために、できる限りの努力をする」と強調した。

 二階氏に続き、3人の来賓があいさつした。観光庁の平岡成哲・観光地域振興部長は「観光先進国を目指す観点から言うと、旅行者を受け入れるためのきめ細やかな環境整備がますます重要になる。旅館・ホテルのインフラ整備、運営する人材確保が必要。旅行者に満足いただけるおもてなしは何か。日々考え、研さんすることで日本全体の観光のレベルが上がり、日本が世界から評価をされる観光先進国になる。受賞された皆さまには引き続き魅力的な観光施設の運営に努めていただきたい」と述べた。

 国連世界観光機関(UNWTO)駐日事務所の本保芳明代表は「温泉地を支える旅館・ホテルは日本の観光の礎であり宝だ。さらなる進化を遂げて、日本の温泉地を世界に冠たるものにしていただきたい」、地域伝統芸能活用センターの中村徹会長は「日本の伝統文化を守りつつ、難しいといわれる旅館・ホテル経営に取り組んでいる皆さま方に心から敬意を表したい」と述べた。

 乾杯の発声は日本旅館協会の北原茂樹会長、中締めの発声は日本ホテル教育センターの石塚勉理事長が務めた。


祝賀パーティであいさつする二階氏
    

 
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