日本旅館協会の通常総会で同協会の4委員会が昨年度の活動報告を行った。大西会長の肝いりで発足した「未来ビジョン委員会」の相原昌一郎委員長(静岡県・新井旅館)は、「夢のある宿泊業」を実現するための提言「私たちが創るミライのリョカン」を発表した。
提言では、「旅館は日本独自の文化として世界に誇ることのできる資産」「観光は間違いなくこれからの日本経済をけん引する主力産業」であるものの、「慢性的人手不足」「コロナを経ての過剰債務」などさまざまな問題を抱えていると指摘。
これらの解決には「単純に今までと同じようなやり方ではいけない」と、「持続可能性を経営判断の最重要項目に」「地域との関わりをもっと深く密に」「豊かな食文化を次世代に伝え残す」「働きやすさと働きがいをすべての人に」「教育にもっと深いアプローチを」「ダイバーシティとインクルージョンへの理解と対応」という六つのテーマを提示。
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