日本旅行は“宿の自動販売機”「宿デジ」の試験運用第2弾として、ビジネスマン向けのホテルの販売を始めた。同社TiS新大阪支店に機械を設置。22日から運用を始めた。
宿デジは、機械のタッチ面に描かれた宿泊施設にNTTドコモの「おサイフケータイ」をかざすだけで日旅が運営する宿泊予約サイト「宿ぷらざ」の携帯サイトにアクセス、希望の施設を予約できるシステム。ニューメディア開発などを行うモバイルゲート(本社東京)が提供する情報端末「ドコデジ・オクトパス」を活用した。
今回は「出張上手」と銘打ち、ビジネスマン向けのホテルをラインナップ。20個のタッチポイントのうち、15個は「宿泊当日に予約が多い」首都圏の売れ筋ホテル15軒の予約サイトに直接アクセスできるようにした。残り5個は「東京・横浜」「名古屋」「京都・大阪・神戸」「広島」「博多」の売れ筋ホテル一覧にアクセスできるようにした。
昨年12月3〜28日、東京の渋谷支店で試験運用の第1弾として伊豆・箱根の旅館を販売。今回、運用実績を踏まえ、「バックライトにLED照明を設置してタッチポイントを分かりやすく」などシステムを改善した。今後、店舗閉店後も店外からガラス越しに予約ができるよう改良する予定。