「宿泊底堅く推移」 内閣府12月の景気DI、サービスなど上昇


 内閣府はこのほど、景気ウォッチャー調査の昨年12月分を公表した。同月の景気の現状判断DI(季節調整値)は前月比1.2ポイント増の50.7。サービス関連、飲食関連、小売関連の全てのDIが上昇した。観光関係者から「宿泊客数は底堅く推移」「来客数が戻っている」などの声があがっている。

 調査は地域の景気の動きを観察できる業種の人々に、3カ月前と比較した景気の現状と、2~3カ月先の景気の先行きについて、「良い」「どちらとも言えない」「やや悪い」など5段階で評価してもらい、結果を数値化したもの。

 現状判断DIはサービス関連が前月比1.3ポイント増の53.1と2カ月ぶりに上昇。飲食関連は同0.6ポイント増の58.8、小売関連は同0.3ポイント増の49.3とそれぞれ4カ月連続、2カ月連続で上昇した。

 全国12地域別では、四国を除く11地域で上昇した。九州が3.1ポイント増と最も大きく上昇した。

 先行き判断DIはサービス関連が同0.5ポイント増の52.2と2カ月連続で上昇した。

 景気判断理由の主な回答は次の通り。

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