熊本県山鹿市の山鹿温泉水で洗いを掛けて仕上げる「山鹿ローカルジーンズ」が評判を呼んでいる。ジーンズをはいて約25店の加盟店に行くと、割引など特典が受けられる。企画販売は、地域の町おこしに立ち上がった人たちが集う「グラファス ネグラス協会」が担っている。
ジーンズは、県内のデニム工場に縫製までの工程を委託し、弱アルカリ性の山鹿温泉水で洗い、発色が良く柔らかいはき心地を実現している。パッチには、細川藩御用達だったさくら湯にちなんだ九曜紋を採用している。18年9月中旬の発売以降、約250本が売れている。
考案者の1人である温泉旅館「清流荘」の平井英智社長は「ジーンズコレクターやバイク乗りの人など多くの人から問い合わせが来ている。ジーンズ購入者がリピーターとなり、次は家族や友人を連れてくるなど地域の消費向上つなげたい」と地域の活性化への期待を込めている。
販売は、山鹿市八千代座そばの協会事務所で。男性用のみ(女性用試作中)で、5サイズを展開する。価格は1本1万8千円(税別)。問い合わせは、すみや荒物店TEL0968(41)9509まで。
山鹿温泉水で洗い上げたジーンズ