12月のクリスマスを前に、フィンランド・サンタクロース財団公認のサンタクロースが11月29日、フィンエアーのフライトで成田空港に到着した。
フィンエアーは1983年以来、40年以上にわたってサンタクロースのオフィシャルエアラインを務めており、世界中を飛び回るサンタの移動をサポートしている。コロナ禍後、サンタが同社便で日本を訪れるのは、2022年、2023年に続いて3年連続となった。
サンタは故郷であるフィンランド北部の都市・ロヴァニエミからヘルシンキに移動後、東京/成田行きのAY73便(エアバスA350-900型機、機体記号:OH-LWR)に搭乗し、現地時間11月28日午後5時59分に出発。黒海、中央アジア上空などを経由する南回り航路を経由して、19日午後2時16分に到着すると、通常の乗降では使用しないR1ドアから「メリークリスマス!」と手を振って登場した。
サンタの“移動の相棒”といえばトナカイだが、今はクリスマスに備えて家で休ませており、フィンエアーで来日。約13時間のフライトを「トナカイがひく私のソリよりも速かった」と振り返って笑いを誘った。機内ではビジネスクラスを利用したといい、「快適でよく眠ることができ、元気に到着した。日本で皆さんに会えるのを楽しみにしている」と笑顔で話した。
その後、第2ターミナルに姿を現したサンタは、空港を訪れた親子連れに話しかけたり、その場に居合わせた旅行客の記念撮影に応じたりしていた。
サンタは12月5日まで日本に滞在し、東京・渋谷、中部国際空港、大阪・梅田などで開かれるグリーティングイベントに参加。5日の大阪/関西発ヘルシンキ行きAY68便で帰国する。また、日本のほか、イギリス、ドイツ、インド、シンガポール、香港、韓国の6か所を訪れて、同様のイベントに参加するという。