日本旅行と日産自動車を発起人に、「サステナブル(持続可能)な旅」の普及を目指す企業・団体の組織「GREEN JOURNEY(グリーンジャーニー)推進委員会」が8月20日に発足した。取り組みの第1弾として、二酸化炭素(CO2)の排出量を抑え、地域の課題解決にもつながるツアー「グリーンジャーニー」を熊本県阿蘇、三重県伊勢志摩の2方面で設定。今後、2030年までに全国200エリアへの旅行先拡大と、延べ利用者数1千万人以上、50年までにツアーにおけるCO2排出の実質ゼロを目指す。
世界のCO2排出のうち、旅行・観光での排出が1割以上を占めるといわれ、その大部分が移動での排出とされる。かねて環境問題に積極的に取り組んできた日本旅行と日産が、これらの課題に向き合うとともに、地域の関係人口を増やすことでそれぞれの地域の経済・文化も持続可能となるよう、移動に関わる企業などに呼び掛け、計14社・団体で組織を設立した。
参画するのは発起人2社のほか、JRグループ7社(JR北海道、JR東日本、JR東海、JR西日本、JR四国、JR九州、JR貨物)、地球の歩き方、おてつたび、TBWA HAKUHODO、Earth hacks、日本ジオパークネットワーク。環境省、東北大学が連携する。
会員向け記事です。