「旅市」モニターツアーに4万人が応募


旅市のパンフレット

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 500人の募集に4万人超える応募JR東日本が旅行商品「旅市」のモニターツアーを募集したところ、こんな事態が起きた。募集期間は10日足らず。「想定外、まさかこんなに多いとは」(広報部)と同社は嬉しい悲鳴を挙げる。5コースのツアーを設定しているが、もっとも応募が多かったのは青森県の八戸コースで、1万人近くが応募した。

 「人が集う市に新鮮な野菜が並ぶように、地元の人がお勧めする観光素材を集めた」という「旅市」は昨年春に造成、発売開始した。第1弾は山形県の白鷹町観光協会が提案した旅など3エリア9コースだった。

 モニターツアーは、現在発売中の商品の中から5コースを設定。専用のホームページから申し込めるようにした。募集人員は各コース100人の計500人で、応募期間は1月22〜31日の10日間と短い。

 「旅市」の料金(1泊2日)は通常3〜4万円で、同社の旅行商品の中でもやや割高。しかし、今回は往復の交通費、宿泊、現地での体験・観光メニューを含めて、1人1万円という「破格値」(広報部)が消費者の関心を集めたのか、2万2303件・4万1483人の応募があった。競争率は約80倍だ。今月上旬に抽選会を行い、当選者500人を決めた。

 もっとも応募人数が多かったのは八戸コースの「活気あふれる港町・八戸 横丁の旨いものめぐり」で、9997人が申し込んだ。近年注目を集める「八戸前沖さば」を堪能し、個性豊かな横丁めぐりをするもので、観光タクシーを使うのが特徴。通常は昼食と横丁で使える1千円相当の飲食券が付いて2万9800円(2人1室利用)となっている。

 また、「りんごの香りと心に響く津軽三味線を満喫」には9756人、「城下町白石と宮城蔵王 ホットなふれあい」には9041人が応募した。

 旅行期間は26日から3月14日。東京、上野、大宮駅発着となる。参加者にはツアー終了後アンケートに答えてもらう。

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