Booking.comは11月30日、「旅行に対するハピネス(喜び)」の調査結果を発表した。詳細は以下の通り。
世界最大のオンライン宿泊予約サイト Booking.com (ブッキング・ドットコム)の日本法人 ブッキング・ドットコム・ジャパン株式会社(本社:東京都港区 代表:ジェームス・ホワイトモア 以下:ブッキング・ドットコム)は、第三者機関によるアンケートを行い※、旅行に対するハピネス(喜び)に関する調査結果を発表しました。
これは、ブッキング・ドットコムが委託した第三者機関によるアンケート調査の結果に基づきます。2016年9月9~10月4日の間に、日本、イギリス、ドイツ、フランス、オランダ、イタリア、スペイン、クロアチア、ロシア、アメリカ、カナダ、ブラジル、中国、インド、タイ、オーストラリア、ニュージーランドの17ヶ国を対象として行いました。回答者数は1万7,157名(各国1,000名以上)で、対象者は18歳以上で、過去1年間に国内旅行または海外旅行に行った人に限られます。
◇様々な結果が明らかに
・半数近く(49%)が、「結婚式の日に感じた喜びよりも、旅行に行くほうが喜びを感じる」と答え、51%が「パートナーとのデートよりも旅行に行くほうがいい」と答えています
・77%が、「もっとハッピーになりたいときに旅行に行く」と回答しました
・70%が、「最高の休暇は、宿泊施設で自宅のようにくつろげるとき」と感じています
・67%が、「ホテルやホステル、ヴィラに泊まることに喜び」を感じ、33%が「アパートメントや別荘に泊まることに喜びを感じる」ということがわかりました
■どれくらい幸せ!?
アンケート調査によると、「旅行を計画したり実際に行ったりするときのほうが、あらゆるライフイベントよりも幸せを感じる」と答える人がとても多いことが分かりました。例えば「旅行をすることで感じる幸せは、結婚式の日に感じた幸せをも超える」と回答した人は49%にも上り、他にも「パートナーとのデート」(51%)、「採用通知を受け取る」(50%)、「婚約」(45%)、「出産」(29%)などのライフイベントよりもハッピーになれるという結果となっています。
■モノよりも嬉しい?
今回の調査では、バックパック旅行からヴィラでの家族旅行、高級B&Bでの贅沢旅行までと、旅行に求めるものは人それぞれでも、「旅行によって感じる幸せのほうが、形に残るモノから得られる幸せよりも心に残る」と答えた人は70%にも上りました。他にも、「旅行のほうが服や宝石類、ガジェットなどよりもいい」と答えた人は56%、「家のリフォームよりもいい」と答えた人は48%でした。
■どの時点が一番ハッピーを感じるのでしょう
旅行から得られる喜びは、旅行の計画、予約手続き、そして実際に出発するときと、あらゆる段階で感じることができます。そして「旅先の候補を調べるなど、計画段階で喜びを感じる」と答えた人は72%もいました。さらに回答者の56%が「予約段階で喜びを感じる」と答えているので、ピッタリな宿泊施設を確保したいときに、予約確認が瞬時に取れる仕組みの重要性が裏づけされた形となります。
ハーバード大出身の研究者でニューヨーク・タイムズ・ベストセラー作家でもあり、幸福研究の第一人者・ショーン・エイカー氏は次のように述べています。「今の世の中では、1ドル、1セントをもムダにできません。そして旅行者は、かける時間とお金に対して、今まで以上に高いリターンを求めています。ストレスを感じ、ハッピーになれないような状況のために休みを取り、お金をかけたいとは思わないのです。ブッキング・ドットコムの調査結果は、予約手続きを楽しむことと、実際の旅行でハッピーでいられることには、大きな相関関係があることを示しています。つまり旅の予約をすること自体を楽しめることは、ハッピーな旅行の予測因子とさえ言えます。綿密な旅行計画と、簡単な予約手続きと瞬時の予約確認は、求める宿泊施設や行きたい旅行にかかわらず、感じる幸せを大幅に増幅させることができるのです。ハーバード・ビジネス・レビューに掲載された私の研究では、綿密に計画された低ストレスの休暇を過ごした人の94%が、より多くのエネルギー、やる気、そして幸福感とともに仕事に復帰していることが分かっています」
さらに、「旅行の計画や予約」という行為が人に与える幸せは強烈で、回答者の35%が「休暇の計画を数ヶ月前から始める」と答え、「1年以上前から計画する人」も5%ほどいました。
■旅行前の期待感
旅行の予約後は、やはり期待は自然と高まるものです。「予約から出発までの間に、予定している旅行についてついつい1日1回は考えてしまう」と答えた人は39%にのぼりました。さらに「準備段階で地図を見て行きたい場所を調べることに喜びを感じる」人は80%、「旅行中に着る服について考えたり買い物しにいったりすることに喜びを感じる」と答えた人は52%、「旅先の写真や、アパートメントやヴィラ、ホテル、B&Bなどの宿泊施設の写真を事前に見ることに喜びを感じる」と答えた人は79%、「予約した宿泊施設のクチコミを読むことに喜びを感じる」と答えた人は61%でした。
■旅行中の感情
これからの旅行に思いを馳せることがどれだけ楽しくても、実際の休暇中に感じる幸せを上回るものではありません。回答者の62%が、「仕事が終わって職場を出て、休暇が始まる瞬間に喜びがこみ上げてくる」と答えています。さらに、休暇中のもっとも幸せな瞬間に「休暇一日目」を挙げた人は87%、また83%が「宿泊施設を見た瞬間」、70%が「宿泊施設で自宅のようにくつろげるとき」を挙げています。さらに回答者の67%が「ホテルやホステル、ヴィラに泊まること」に喜びを感じ、33%が「アパートメントや別荘に泊まることに喜びを感じる」と答えています。
前述のエイカー氏はさらに続けます。「数多くの研究で、幸福感が『予測段階』で大幅に上がるという結果が出ています。旅行の場合、これは計画しているとき、イメージしているときに当たります。ブッキング・ドットコムの調査では、実際に旅行に行くことと同等、またはそれ以上の幸福感をもたらしているという結果なので、予測段階での幸福感の上昇がいかに重要かということが示されたといえます。10年にも及ぶ研究から言えることは、現代社会の競争で優位に立つには脳がポジティブで、やる気のある状態であることが最重要なのです。実際、有給休暇を完全に消化する人はよりハッピーであるだけでなく、3年以内にボーナスを授与される確率が34%も高いことが最近分かりました。つまり、ハッピーな旅行をすれば、報いがあるということです」
ブッキング・ドットコムのプロダクト担当ディレクター、デイビッド・マウは次のように述べています。「24時間あたり110万泊が予約されているブッキング・ドットコムでは、ユーザーがハッピーでいることと、旅行やピッタリな宿泊施設を満喫することが密接な関係にあると感じています。また、旅行中にハッピーを感じる瞬間が人それぞれであることも理解しているため、予算や趣味、ニーズにかかわらず、ユーザーの一人ひとりにピッタリな宿泊施設を提供し、自分に合った体験をしてもらうことに注力しています。理想の旅行といったら、スウェーデンの田舎にある素朴なツリーハウスをイメージする人もいれば、東京の高級ホテルを想像する人もいるでしょう。どちらの場合もブッキング・ドットコムで予約が可能です。人は旅先や宿泊施設を調べることで喜びを感じるということが、弊社の調査から分かると思います。世界各国に9万6,000ヶ所以上の目的地、100万軒以上の宿泊施設、2,300万部屋以上のお部屋、30種以上の宿泊施設タイプを掲載しているブッキング・ドットコムであれば、ユーザーはわずか数クリックで幸せへの近道をいけます」