「日中交流の拡大目指す」――首相、姿勢方針演説で


 安倍晋三首相は1月26日、第166回通常国会で就任後初の施政方針演説を行った。観光関連では、「成長力強化」の項目の中で、2010年の訪日外国人旅行客1千万人達成に向けて、日中間の交流拡大を目指すことが盛り込まれた。ただ、演説では「観光立国」という言葉は使わなかった。

 「アジアなど、海外の成長や活力を日本に取り入れることは、21世紀における持続的な成長に不可欠」とした上で、「2010年に外国人の訪問を1千万人とする目標の達成に向け、今年は、日中間の交流人口を500万人以上にすることを目指す」。大都市圏の国際空港の24時間供用化を早期に実現する考えも示した。

 この訪日外客の拡大などに加え、アニメ、音楽、日本食などの分野の競争力を強化し、世界に情報発信する「日本文化産業戦略」の策定を含め、日本がアジアと世界の架け橋になってともに成長する「アジア・ゲートウェイ構想」を5月までにまとめるとした。

 また「魅力ある地方の創出」の項目では、「地域にある技術、農林水産品や観光資源などを有効活用し、新たな商品やサービスを生み出す中小企業の頑張りを応援する」と中小企業支援に触れた。

 
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