政府はこのほど、今年2月の月例経済報告を決定した。景気の基調判断は「緩やかに回復している」と、前月の判断を据え置いた。同様の判断は昨年1月から14カ月連続。ただ、生産など一部の分野で判断を下方修正した。
生産は前月の「緩やかに増加している」に、「一部に弱さが見られるものの」の文言を追加した。
企業収益は「改善している」から「高い水準にあるものの、改善に足踏みが見られる」に下方修正した。
貿易・サービス収支は「赤字はこのところ増加している」から「このところ減少している」に判断を切り替えた。
個人消費は「持ち直している」、雇用情勢は「着実に改善している」と、判断が変わらなかった。