観光立国関係閣僚会議が19日、首相官邸で開催された。04年5月以来の開催で4回目。観光立国推進基本法に基づく基本計画の策定、観光立国の実現に向けた取り組みを関係閣僚が確認した。
冒頭、安倍晋三首相は「観光は国民生活の安定、充実や、国際平和の象徴であるとともに、地域の活性化に貢献し、相互理解を通じて国際交流の進展を促すなどの多様な意義を持っている。内閣が目指す『美しい国創り』を進める上でも非常に重要だと認識している。今後とも、『美しい国日本』の実現に向けて、観光立国を推進する施策をこれまで以上に進めていきたい」とあいさつした。
冬柴鐵三国土交通・観光立国担当相は、基本計画の策定に向けて関係閣僚に協力を要請、基本計画について「国際会議の誘致、伝統・文化の情報発信力の強化などを含め、観光を通じた『美しい国』づくりの実現に資する内容にしていく必要がある」と語った。
会議終了後、安倍首相は、「観光広報大使」を務める女優の木村佳乃さんの訪問を受け、外客の訪日促進への協力に感謝の言葉を送った。