国土交通省が登録旅館・ホテル約3千軒を対象に実施した「温泉表示に関する実態調査」によると、加水、加温、浴槽水の循環を行う施設1146軒のうち、約8割にあたる908軒が、パンフレットなどにその旨を表示していないことが分かった。もっとも、温度調節の加水・加温や沈殿する汚水除去の循環などは適切な温泉管理の一環で、今後「表示を行う予定がない」などと回答した施設でも、「法令上の義務づけ」や「監督官庁の指導」があれば表示する、という意見が見られた。同省では、温泉法を所管する環境省に対し、温泉表示に関する統一基準の必要性を訴えかけていきたい考えだ。
第38回「にっぽんの温泉100選」発表!(2024年12月16日号発表)
- 1位草津、2位道後、3位下呂