岐阜県の長良川流域を舞台にした「長良川温泉泊覧会」(長良川おんぱく)が10月1日にスタートする。今年で7年目を迎えるイベントで、岐阜市を中心に源流地域の郡上から河口地域の桑名まで暮らしや文化、自然などを体験する170のプログラムを提供する。期間は11月30日まで。
主催の実行委員会には、岐阜長良川温泉旅館協同組合、岐阜市旅館ホテル協同組合、岐阜商工会議所、岐阜観光コンベンション協会などが参加している。
体験プログラムは、(1)長良川の本物を味わう(2)長良川が育んだまちを歩く(3)長良川アート&ホビー(4)旧くて新しい岐阜を楽しむ(5)長良川の自然を満喫する(6)長良川で美しく健やかに―の6テーマに170種が分類されている。
主なプログラムを紹介すると、「天然鮎塩焼きと魚醤・ナレズシますます深化する鮎料理」(岐阜市)では、長良川の新たな鮎発酵食文化に出会える。人気店でおんぱくだけのスペシャルコースが堪能できる。10月28日、11月11日、11月25日の午後6時から。定員は各回20人。参加費は6750円。
「女和傘職人と自分だけの岐阜和傘糸かがり体験」(各地域)は、かつて一大生産地だった和傘の製造を今に受け継ぐ女性の職人から糸かがりの工程を学ぶ。好きな柄を選んで岐阜和傘を仕上げられる。開催は11月11日と26日の午前と午後。各回の定員は4人。参加費は3万9千円(和傘、ドリンク付き)。
「郡上本染の藍染ストールを作ろう」(郡上市)では、約430年続く紺屋の藍染製品を染める工房を公開。発酵した天然藍液で木綿のストールを染める。10月22日と28日の開催で、各日ともに定員は10人。参加費は8千円。
プログラムへの参加には事前の申し込みが必要。公式ウェブサイト(http://nagaragawa.onpaku.asia/)は9月11日に予約受け付けを開始。プログラムごとの電話での予約受け付けは9月12日に開始した。
岐阜長良川温泉旅館協同組合に加盟の旅館・ホテルでは、おんぱく限定の宿泊プランなども販売している。