全国の信用金庫で組織する「よい仕事おこしフェア実行委員会」(事務局=城南信用金庫)は4月19日、三条市など新潟県南蒲地区で生産された「難関突破米」を原料にしたビール「難関突破米エール」の完成披露式を東京・羽田の同委員会の拠点「よい仕事おこしプラザ」で行った。三条市の滝沢亮市長が出席し、地元産品を使ったビールの味に太鼓判を押した。
同委員会と三条市が昨年6月に経済活性化に向けた連携協定を締結。記念事業の第1弾で同市の特産品「こくわ(猿梨)」を使ったビールを醸造しており、今回はその第2弾となった。
難関突破米は、生産地の南蒲(なんかん)との語呂合わせで、受験をはじめとするさまざまな難関に挑戦する全ての人への応援の気持ちを込めて作られた米。減農薬や、通常よりも大きい2ミリのふるいで選別されるなど、米自体もいくつもの”難関”を突破している。
ビールを試飲した滝沢市長は「すっきりした味わい。ビールの苦味が苦手という人にもおすすめできる」。
城南信用金庫の川本恭治理事長は「これらの事業をきっかけに各地域がスポットライトを浴び、日本中が明るく元気になるよう、取り組みをさらに進めたい」と述べた。
ビールを試飲する三条市の滝沢市長(中央)、城南信用金庫の川本理事長(右端)ら