南海電鉄(大阪市、亘信二社長)と高野山真言宗総本山金剛峯寺は、若い世代に対して、世界遺産に登録されている高野山の認知度を高める目的で、気軽に冥想や写経、精進料理を体験できる「高野山カフェ」を9月11日から16日まで都内で期間限定でオープンした。若い女性らでにぎわった。
オープンに先立ち、カフェが開かれる期間中の無事を祈願する儀式「開眼作法」の披露も10日に行われた。あいさつで、高野山真言宗総本山金剛峯寺の薮邦彦宗務総長公室課長が「最近の参拝客はマイカーや大型バスで来る人が多くなった」と述べた上で、「高野山の山頂が渋滞する問題がある」と指摘した。「高野山は心を静める精神の場であるので、四季を味わえる電車の旅も良い。南海電鉄に乗って来てくれれば」とPRした。
高野山カフェは期間中、女性向けに高野豆腐などのヘルシーな食材を使ったイタリア風精進料理「高野山精進ランチ」や、高野山ごま豆腐をアレンジしたデザートをメニュー化にした。
瞑想を体験する女性達