IHGホテルズ&リゾーツ(本社・英国、国内運営会社=IHG・ANA・ホテルズグループジャパン アビジェイ・サンディリアCEO)とホテルマネージメントインターナショナル(=HMIホテルグループ、東京都中央区、比良竜虎社長)は8月28日、ホテル新規リブランド事業提携調印式を行った。ANAホールディングス代表取締役専務執行役員の直木敬陽氏も出席した。
HMIホテルグループが展開する3軒のホテルを「ANAクラウンプラザホテル」として2026年上半期にリブランド開業する。
具体的には、「ザ・クラウンパレス新阪急高知」(高知県高知市、全242室)を「ANAクラウンプラザ高知」に、「ホテルクラウンパレス知立」(愛知県知立市、全105室)を「ANAクラウンプラザ知立」に、「ホテルクラウンパレス浜松」(静岡県浜松市、全192室)を「ANAクラウンプラザ浜松」に、それぞれリブランドする。
HMIホテルグループは4月17日にマリオット・インターナショナルとの提携調印式を実施。同グループの7軒のホテルを「マリオットホテル」と「コートヤード・バイ・マリオット」として、25年秋から26年に順次リブランド開業することを発表している。
HMIホテルグループの比良社長は8月28日の調印式で、「グローバルブランドとの提携によりインバウンド誘客を強化し、地域経済の活性化に貢献したい。特に成長が著しいインドからのビジネス客、観光客を増やしたい」と強調した。インド出身の比良氏は1976年に日本に帰化。1970年にサンルートホテルシステムズを設立しホテル業界に進出。1988年にはHMIを設立した。日印協会理事、在日インド商工会会長などを歴任し、22年に陸運及び観光関係内閣府沖縄総合事務局賞、24年観光関係功労者国土交通大臣表彰を受賞している。
(左から)サンディリア氏、比良氏、直木氏