全日本空輸(ANA)は5月24日、スマートフォン(スマホ)などモバイルデバイスで旅をサポートする新サービスモデル「ANA Smart Travel」の始動を発表した。旅の計画から終わりまで、「旅をスマホがおもてなし」。2023年度には、国内51空港に437台ある国内線自動チェックイン機を全て撤去するなど、新たにデジタルの使用による非対面、非接触で、ストレスのないスムーズな旅の提供を目指す。
同サービスは、(1)旅行の計画・予約(2)オンラインチェックイン(3)空港の過ごし方(4)機内の過ごし方(5)到着後―のシーンを個人に合わせてサポートする。
旅行の計画・予約時では、場所を問わずに航空券の購入ができるほか、各種渡航書類の登録や、機内食、機内販売の事前予約、旅の情報の検索ができるなど、旅の過ごし方を自身で計画できる。搭乗便の出発24時間前からは、「オンラインチェックイン」「座席選択・変更」「搭乗券発行」ができる。当日は、空港アクセスナビが搭乗便までナビゲートする。
オンラインチェックインは、4月24日から国内線での機能をリニューアル。事前に予約情報を連携すると、ANAアプリを開いてからワンタップでオンラインチェック画面や搭乗券表示ができるようになった。6月からは、さらに座席選択、変更がワンタップで表示できるようになった。
空港では、事前にオンラインチェックインを行い、モバイル搭乗券を発券していると、空港到着後はカウンターに立ち寄らず保安検査場を通過し、飛行機に搭乗できる。
機内では、ANAアプリから機内Wi―Fiインターネット接続サービスが利用できるほか、機内誌「翼の王国」や雑誌、新聞を自身のデバイスから見られる。国内線では、ニュースやスポーツ番組がリアルタイムで視聴できる「ANA SKY LIVE TV」など、エンターテインメントが楽しめる。これらのサービスは搭乗中だけでなく、到着後24時間利用できる。
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