サクランボの人気ブランド「佐藤錦」の発祥地、山形県東根市で4月20日、全国でいち早くサクランボ狩りが楽しめる温室サクランボ園の今シーズンの開園セレモニーが行われた。招待された地元の幼稚園児らが真っ赤に色づいたサクランボを取ったり、味わったりして楽しんだ=写真。
東根市で生産されるサクランボの名称「東根さくらんぼ」は、農林水産省による「地理的表示(GI)保護制度」に登録されている。
セレモニーは東根市観光物産協会が主催。同協会の佐藤茂美会長は「本物のGIサクランボの味を堪能してもらいたい」。同市の土田正剛市長は「コロナ禍が収束傾向にある。観光果樹園にとって追い風だ」と強調した。
東根市ではランナーがサクランボを食べながら走ることもできる「第20回果樹王国さくらんぼマラソン大会」が6月4日、4年ぶりに行われる。