
草津と四万で2泊のすすめ
第961回よその旅館ホテル
──場所はどのへんですか。
「温泉街から少し奥まった『ゆずりは地区』にあります。客室は8室で、うち4室が露天風呂付きです」
──泉質は。
「四万温泉は『草津の上がり湯、仕上げの湯』と言われています。草津の湯は酸性度が高く、肌への刺激も強い。対して、四万の湯はナトリウムとカルシウムを含む柔らかな泉質で肌のお手入れに最適です」
「草津温泉の湯畑の側には、姉妹館の『佳乃や』があります。佳乃やで酸性泉に浸かった後は、佳元で肌を整えるという2泊をお勧めしています。当館独自の温泉の楽しみ方ですね」
──料理はいかがですか。
「県産食材を使った会席料理です。群馬特産のお肉をふんだんに使った『肉尽くしプラン』や、旅館の料理は量が多すぎて残してしまうという方向けの『小食プラン』などがあります。部屋食、食事処、お好きな方で食べていただきます」
「焼酎や日本酒などアルコール類は充実していると思います。食事に合わせて選んでいただければ」
──若い人が多い。
「サービススタッフは7人いますが、いずれも20代です。きびきびして動きがいいことや、インスタやSNSなど新しいことにも対応できます。若い感性に期待ですね」
──心掛けていることは。
「お客さまの半歩先を行くようなサービスです。ほどほどの距離間で接しようと」
──課題は。
「外国人客の受け入れです。閑散期の1〜2月は春節をにらんだ中華系、春はタイといった具合に、季節に合わせて受け入れられればいいですね」
【1泊2食1万5千円(税別)から】