塚原高原でフレンチと森林浴
第996回よその旅館ホテル
――創業は。
「平成9年に由布岳の北側にある塚原高原に開業しました。名前は、私が初めて塚原高原に訪れた際に北欧のイメージを感じたことから、『森の中で休み元気になってほしい』『新しいものが泊まる中で生まれる』などの意味を持たせた宿名にしました」
――フランス料理がウリですね。
「本格フレンチが楽しめる宿です。食材は地産地消を心掛け、菜の花、春キャベツ、クレソン、タケノコなど地元野菜などを使用しています。フランスの食材も仕入れ、うまく組み合わせて料理をお出ししています」
――お風呂は。
「本館にヒノキの貸し切り風呂があるほか、露天風呂付きの部屋があります。泉質は、由布院と同じ単純泉です。神経痛、冷え性などに効くといわれます。湯とともに森の中での森林浴を楽しんでいただきたいです」
――客層は。
「30~60代の方です。団体では、誕生日などお祝いとして利用される方が多いです」
――課題は。
「来年には部屋を4部屋増やし、レストランを新しく建てる予定で、人手不足が課題です」
――塚原高原の魅力は。
「草原と山並み、美しい大自然があります。高原の冬は寒いですが、これから暖かくなると木々が芽吹き始めます。新緑を楽しみながら、牧場のアイスなど食、工芸品、自然体験などを楽しんでほしいです」
――将来は。
「今後は本格フレンチが楽しめる『レストラン』を前面に出し、食で評価されることを目指します。また、子どもが継ぎたいと思える宿にしたいです」
【3室、1泊2食2万1210円(税込み)から】
【公式】湯布院 塚原高原forest inn BORN(フォレストインボン)