平家の落武者伝説が残る徳島県三好市の湯元新祖谷温泉。国指定重要文化財の「かずら橋」にほど近い静かな山里にあるのが、ホテルかずら橋(谷口宏社長)だ。
同館の自慢は雲海を見下ろす「天空露天風呂」。3階の中庭からケーブルカーに乗車し、80メートル上空を目指す。
到着すると、女性専用の「樹海の湯」、男性専用の「雲海の湯」、混浴の「筍の湯」、天空足湯、3種類の貸し切り五右衛門風呂が待っている。露天風呂から眼下を望めば、日本の原風景ともいえる四国山地の集落が広がっている。夜は満天の星空のもと湯浴みを楽しめる。
館内には男女別の大浴場とサウナも。家族や小グループには露天風呂付き客室「天神」が人気だ。
名湯といわれる温泉は、湯量が豊富で関節痛や筋肉痛、五十肩、慢性消化器病などに効能があるという単純硫黄泉。
食事は地元野菜を中心とした里山のおもてなし料理。安心安全な山の幸、川の幸で作られる祖谷の郷土料理を求めて訪れる海外の観光客も多い。
ホテルかずら橋/徳島県三好市西祖谷山村善徳32/TEL:0883-87-2171