◎…湯の華会(草津温泉旅館協同組合婦人部)会長に5月7日付けで就任。第5代目となる。「これまでの会長は皆さんスーパーウーマン。私にできるか不安だが、引き受けた以上は自分らしく、精一杯頑張りたい」とキッパリ。メンバーは50人。「海千山千の女将さんの集まり、正直やりにくくはありませんか」と水を向けたが、「会の結束は固く、やっかみや足の引っ張り合いは一切ありません。とてもやりやすいです」と笑顔でサラリとかわされた。
◎…イベントでの草津のPRや女将同士の情報交換、そして親睦の場の設定と多忙を極める。JR駅での弁当の販売や会が商品開発したオリジナル化粧品「華ゆら」のセールス、はたまた駅ポスターの撮影協力などいろいろな仕事が入ってくる。それでなくても女将の仕事はハードだ。しかし“草津の顔”ともなるだけに、疲れは見せられない。小林さんも間違いなくスーパーウーマンだ。知名度の高い草津だが、「何もしないとお客さまは来ない」と危機感を募らせ、集客に頭をひねる。が、結局「心を込めたおもてなしが何より」に行き着く。
◎…ストレス解消のため、「月に一度は家がある埼玉県さいたま市に逃げます」(笑)。子どもや友人と過ごしたり、買い物などでリフレッシュする。19歳の長女が女将業に関心を示し、「私の仕事を理解してくれているようで嬉しいですね」とニッコリ。草津スカイランドホテル女将。早大卒、53歳。
【聞き手・内井高弘】