◎…公益法人制度改革による新制度移行まで約4年と迫った。公益社団法人への移行準備を進めるなか、47支部と本部のあり方を検討している。「ANTAは、意思が下から上がってきて大方の決定がなされる組織。支部があって本部がある。地方の声をいかに吸い上げるかが大きな問題だ」。
◎…1954年、新潟県に生まれる。3歳から千葉県に在住。55歳。大学を卒業後、当時の東京陸運局(現国土交通省関東運輸局)に入り、80年に大臣官房観光部に異動。以降、国際観光振興機構(JNTO)への3年間の出向を除き、組織改正で部署名は変わるが本省の観光畑を一筋に歩む。観光庁の観光産業課観光産業高度化企画官を最後に今年4月1日付で退職。7月1日から現職。
◎…楽しみはスポーツ観戦。プロ野球、高校野球のほか、高校生のサッカーやソフトボールなどと幅広い。千葉ロッテマリーンズのファンクラブに入っていたこともあり、自宅から車で約30分の千葉マリンスタジアムにもふらりと足を運ぶ。
◎…「一期一会を大事にしてきた。いろいろな知り合いがいるが、私はどちらかというと人に恵まれた」と半生を振り返る。良き友人、知人に囲まれるのは人柄あってのこと。実直で柔らかなところが好感を持たれるのだろう。新天地でも出会いが広がっていきそうだ。
【聞き手・板津昌義】