◎…9月1日に就任。「これまで見学が中心だった教育旅行は、自主的に、対話的に学ぶという新学習指導要領のもとで、今、探求学習をはじめ学びの要素が非常に強くなっている。子どもたちの成長の場面で今後さらに有意義な機会となるだろう。その教育旅行を充実させるために情報発信や助言を行う協会の仕事は、非常にやりがいがある」と抱負を語る。
◎…1990年に明治大学を卒業し、JTBに入社。最初に配属されたのが団体旅行上野支店教育旅行課で、以後、団体旅行横浜支店教育旅行課長、企画仕入部教育企画仕入課長、西日本国内商品事業部西日本教育旅行仕入センター所長、法人営業東京多摩支店営業担当部長など主に教育旅行営業に携わってきた。
◎…まだ若手の時、ある中学校の修学旅行を担当し、当日は添乗員として生徒たちに同行した。「数カ月後にその学校を再訪すると、文化祭で生徒たちが修学旅行をテーマにした劇を上演し、劇中に添乗員の『高野さん』が登場した、と先生から聞いた。子どもたちに喜んでもらって、とてもうれしかった」と思い出に残っている。
◎…大学時代はクラブチームに所属し、ラグビーに明け暮れた。フォワード最前列の「プロップ」というポジション。「一番つらいところ。愚直に行くしかない」と汗を流した。今年は日本でのワールドカップ開催で盛り上がったラグビー。「4年前の南アフリカ戦を見た時から『日本代表はすごい』と思う。プレーが切れずに、連続している。昔とは全然違うスポーツになったな」と衝撃を感じながら、今は観戦を楽しんでいる。1967年生まれの52歳。
【板津昌義】
高野事務局長